ラムプロローグスの星、６つのオーブを受ける”星の器”
この世界では物体として存在できないオーブを身に宿し、そのチカラを使う。
７つ目のオーブ、黒金剛石の光を静め、七曜節を封じる存在。
生まれ持って強い秘力（魔法力）を持っていたが、
７年前、シンシアの「普通の女の子として暮らしたい」と言う願いを叶える為、
全てのチカラとシンシアに関する記憶を失ってしまう。

■戦闘能力■
オーブを身に秘めたことにより、
同じオーブから生まれた魔物の思考や居場所を完全に把握し、
黒金剛石の過を受けた者の接触を拒む壁を持つアルスは
対魔物に関しては、殆ど無敵といえるが、
チカラを根元からシンシアに与えてしまった為、
まともに戦う術は持たない。

ちなみに、チカラを取り戻さない状態でも
魔物の思考などを感じ取る事は出来た。
しかし、シンシア編とフォズ編では、
魔物に遭遇したことによる混乱の方が大きく、
自分に流れ込んでくる魔物の感情に気が付くことが出来なかった。
ただ、不気味な気配としてしか認識できなかった。

ミトラより地上に遣わされた”光のラーミア”の化身。
星の器を導く存在。

星の器と対となる存在で、外見年齢と精神年齢は
アルスと全く同じになる。
そのため１９９６年と２００３年での外見が異なる。

シンシアと言う名は７年前主人公が付けた物。
１９９６年の七曜節でオーブと共に永き眠りから目覚める。
星の器（主人公）以外は
シンシアを見ることも触れることもできない。

しかし「普通の女の子として暮らしたい」と言う願いを
主人公が叶えたため、２００３年現在では誰とでも接触できる。
主人公の失った記憶は、ターニア達へと流れた為、
ターニア達のシンシアに関わる過去の記憶は、
本当は主人公のシンシアとの思い出。
同様に、シンシアにも主人公がターニアやキーファと
遊んだ記憶が流れている。
しかし、主人公が過去の記憶を取り戻すと、
ターニア達からシンシアの記憶は消えていく。

ちなみに七年前の七曜節は”贄”によって封じられた為
シンシアは一時消滅。２００３年に再び目覚め再会する。
大神官編の最後では、主人公達はシンシアの存在を
七年前の事も２００３年の記憶も全て失ってしまう。

それは、フォズを助ける為に払われた代償。
その代償にはシンシアに渡った主人公のチカラも含まれているため、
シンシアが消滅したとはいえ、主人公にチカラが戻ることもない。
アピスト編では９月６日に死亡、消滅し、
主人公の失っていたチカラと記憶は主の元に戻ることになる。
そして己の運命を、ターニアに託す。

元、大神官候補の一人。
カシムの実妹。チコ本人はその事実を知らない。
黒金剛石の過を強く受けているため、
”魔王”に覚醒する可能性があった。
ダーマは１９９６年の七曜節の贄にチコを選び、
七曜節、魔王になり得る存在　その二つを同時に消す。

１０年前、ダーマに訪れたアリーナ親子の看病をフォズと共にみる。

アピストでのコードネームは”イヨ”
七曜節を封じるのではなく、永久に終わらせる為に
この街で行動を起こす。しかしアピストからも
魔王になり得る存在として狙われる。

空白の７年間はアレフガルドで生活をしていた。

■制服調達・ランデールへの進入■
黒金剛石の禍を受けていたチコは、
その呪いに導かれるまま、この街へとやってきた。
そしてランデールからブルーオーブの息吹を感じ進入を試みる。
夜、無人のランデールに進入しオーブを探す事も出来たが
星の器を探し出す必要もあったため、人が居る時間帯に進入する必要があった。
そこで取った手段が制服を着た変装。
制服は”その手の店”で手に入れたと思われる。

■作中の生活、生活費■
生活費は異界から持ち帰った貴金属を売る事で得た。
それはもう、十分すぎるぐらいの現金を。
生活場所は隣町の小さなホテル。

■大神官候補としての秘力■
チコの強大なチカラは黒金剛石による物ではあるが、
黒金剛石の事が無くても、フォズ以上のチカラは持っている。
つまり、七曜節が起こらなくても、チコは大神官候補として
ダーマに導かれることに変わりは無かった。

義理の妹
１２年間アルスを、そして自分を偽り続けてきた少女。

少女は少年に二つの”魔法”を掛けた。
それはアルスの記憶を封じること、
もう一つは自分の言葉を”思い込ませ、疑わせない”こと。
その”魔法”は、自分のチカラも理解していなかった幼いターニアが
ほとんど無意識に掛けた”魔法”だった。
こうしてアルスをこの家に置くことが出来、それと同時に
両親の死を受け入れなくても済むことが出来た。
自分の中でもアルスの中でも両親は常に「仕事で出掛けている」
「今日は旅行で居ない」と思い続けることが出来るから。

たとえアルスが兄として家にいる事になっても
社会的には生活力の無い幼い子供が一人になっている事には変わりが無い。
両親以外身寄りの無いターニアは、本来ならば
施設に引き取られるなどの保護を受けることになっていただろう。
しかし、そうならなかったのはアルスをこの家に連れてきた男の仕業。
必要な家財、生活費の送金、書類の調整など全てその男が行ってきたからだ。

ある程度成長したターニアはこれら不自然な送金に
気味の悪さも覚えたが、これらは　あの時アルスを連れて来た男の仕業だと予想は出来ていた。
しかし、その事について深く調べる事も考える事も避けてきた。
下手に疑問に触れてしまったら、この生活も、アルスとの事も
全て壊れてしまいかねないと思ったから。

何よりも何事も無く１２年間の生活を支えてこれたのは、
幼いにもかかわらずアルスを手放したくないターニアの異様なまでの
”しっかり者”っぷりの賜物だろう。

しかし、ガラス細工の様な１２年間を常に怯えて生活していたことは間違いない。
その為、アピスト編ではアルスが数日居なくなり、
更には重症を負ったという話を聞き、動揺したターニアは
普段からは考えられない行動を起こしてしまう。

母の最後の願いの為だけに生きる少女。
不治の病を気合いで克服し、今では最強の女子高生となる。
体術だけならアピストの隊員を上回るが、
秘力が全くない為、一般人にとどまる。
ダーマの人間以外でチコを知る唯一の人物。

ただの筋肉バカではなく、冷静な判断力と観察眼を持ち
他人の考えを　ある程度予測できる。
物語中　一、二を争うキレ者かもしれない。

グランバニアの王女にして”望まれし者”
警視庁のデータベースをハッキングして、
警察ぐるみで隠蔽していた政治家の不正を
世に知らしめた生きた伝説的ハッカー”月影の義賊”の正体。
大神官編では最後にアピストへのハッキングを試みるが、
準備が整っていなかったためミネアに阻止される。

誰もが首を傾げる微妙なネーミングである”月影の義賊”
これはポピー自身が付けた名前。
チカラを駆使して　その名が定着するほどネット上で
自作自演を繰り返した。
本人は最高にカッコイイと思っている。

マスタードラゴンの化身。
アピストの総司令。この世界に現れたアルスを
ターニアの元に導き、後に１０歳のアルスにレッドオーブを渡した人。
７年前、主人公に出会った時の服装は喪服。
神塚勇夢の葬儀直後にアルスと接触した。

人の姿をしている時はたいしたチカラも持たず
並みの人間と大差ない。

戦闘時は無限の広さを持つ過籠（かご）と言う別空間を展開して闘う。
過籠の定員は自分を含めた２体まで。
９月５日の戦闘では主人公に進入されて、不完全な形となり
チコには自力で脱出される。

戦闘時の服装は黒い巫女服。
夜間の戦闘が主な為、黒の方が都合が良いと説明しているが
本当は喪に伏している為。
勇夢を死に追いやった七曜節が終わるまで、この服を脱ぐことは無い。

正確にはアピストの隊員ではない。
目的が同じだったためアピストと共に行動する。

■アルスに対する感情■
物語終盤、アルスに対して特別な感情を見せている勇璃だが、
実際のところ、純粋に”恋愛感情”とまで言えないかもしれない。
どちらかと言うと、普段の”普通の高校生”を演じている一環。
確かに、少なからず恋愛感情もあったのだが、１０段階中７ぐらい。
最後にその身を犠牲にしてまでアルスを助けようとしたのは
恋愛感情よりも、悲しむターニアに同情した事と、
単純に人命救助の事の方が　もしかしたら
強かったのかもしれない。
・・・とは言え、少なくとも勇璃の身の回りの男の中で
最も恋愛対象としてポイントが高いのがアルスと言う事は代わりが無い。
この先も、ポイントアップするかもしれないし、
ターニアに取られるかもしれない。

勇璃の兄。
１９９６年の七曜節で魔物と闘った一人。
その際、深手を負い、チカラを大幅に失う。
そして親友と弟を亡くしまう。
今回はアピストと共に勇璃が闘う事になる。

１４歳の頃までは魔物などの非科学的な物を一切信じないタイプだったが、
七曜節により、そうも行かなくなってしまう。
当時の性格は勇夢に勝るとも劣らぬヤンチャっぷり。
遅刻は当然、掃除中にふざけて校長室の壷を割るなど日常茶飯事。
・・・が、いろいろあって、現在は随分と落ち着いている。

弟と親友の死は、修行を怠った己の無力に原因があると考えている。

勇璃の双子の弟。
双子だが、全く似ていない。勇璃は母親似、勇夢は父親似。
７年前、命を絶ったチコを救うため、身代わりになり死亡。

神塚歴代１、２を争う才能を持った少年。
兄と違い物心付く前から魔物の存在を信じ、チカラを付けてきた。
しかし、努力家というわけではない。
ただ「カッコイイから」という理由で日々、遊び感覚で精進する。
年齢の割りにシッカリ者な所もあるが、
後先考えず本能のまま突っ走るあたりは　まだまだ子供。

大神官に会う為、コナンと共にダーマに赴き
そこで大神官候補と出会い、その後の運命が決まる。

ダーマから帰国後しばらくして、自分の住む街で
居る筈のない少女を目撃する。
その後、ダーマの陰謀を知り、それを阻止しようと立ち向かうが
一歩間に合わず、ダーマの陰謀は成就されてしまう。
そして、勇夢は最後の秘術を使う事になる。

カリカドールを守る警護隊の隊長。
カリカドール最強の騎士と唱われるほどの実力を秘めている。
しかし、そのチカラはチコ同様　黒金剛石による物で
フォズ編の最後は正気を失う。

チコを追い、１８歳でカリカドールの警護隊に入隊。
その後、大神官候補の警護の任に付き、
遠くない距離からチコを見守る。

チコ幽閉に疑問を抱き、一人、真実を確かめるため行動を起こす。
その途中フォズと遭遇。
フォズから事の真相は聞き出せなかったが、
全面的にフォズの言葉を信じ協力する。
チコ脱出後、フォズがチコを逃した事をアントリアルに悟られるが
カシムの存在は気付かれなかった。

チコがカリカドールを去った後、カシムはチコの代わりに
フォズを見守るようになる。

騎士修道会への転属の話も出たが、
フォズを見守る為、カリカドールに留まる。

数年後、チコの身に何が起こったのかを知る。
ダーマへの復習心が芽生えたものの、
チコの性格上、自分から贄となったのだろうと信じ
復讐心は出来る限り抑えている。

■フォズ編のエンディング後■
エンディング直前、カシムは実の妹であるチコを追う為に
重症の身を引きずって病院を抜け出します。
カシムはもう二度とダーマに戻ることは無いでしょう。

共通シナリオではターニアのクラスメイトとして登場するが、
アピスト戦闘班の一人。
アピスト編では、家に帰れなくなった主人公の代わりに
ターニアを護る任に付く。

ランドとは幼馴染

大神官編では空手部員として登場。
２年の男子空手部員が自分一人だけだったため、
主人公の入部を心から歓迎する。
アピスト編では、アピストの戦闘班として魔物達と闘う。

部活での空手の腕はかなりの物だが、もちろん本気は出していない。
アリーナもその事に気付いてはいるが、
人それぞれ言えない理由があるのだろうと知らないフリをしている。
カーンもそんなアリーナの心遣いに気付いている。
アリーナはカーンから見ても尊敬に値する実力者。
空手部に入部している理由は大会で良い成績を修めたいからではなく、
アリーナから多くのことを学べると思っているから。

フォズ編では急遽神官長になったダーマ騎士修道会の長。
三人組のリーダー。
目的のためならば、手段を選ばないが
全ては世界の平和を思って行動している。
フォズ編の最後では、自分をクーデターの首謀者として
世界の均衡を保った。

７年前の七曜節でチコを　この街に連れてきたのも
このアントリアル。

フォズ過去編で、フォズの行動の全てを見破り
ダーマから離れた直後のチコを見つけることが出来た。。
チコはフォズとの誓いの為、アントリアルから逃げようとするが
アントリアルは七曜節の全てをチコに話す。
そしてチコはアントリアルと共に日本へ渡ることを決意する。

アピスト編最終決戦では黒金剛石が目覚める場所まで
アルス達が辿り着ける様に、命を貼って盾となる。
そして、戻ってくることは無かった。
死亡者リストに入ってはいるものの遺体は見つかっていない。
（殆どの死体が個人を特定できないほど損傷している）

現ダーマ大神官。
七曜節が迫っていたが、星の器とオーブを発見できず、
騎士修道会に偶然発掘された最悪の下法を指示する。
フォズ編ではフォズの死後、自害するつもりだった。

アントリアルとは候補時代からの仲。
アントリアルは警護隊の一人だったが、クルトスとは
地位にとらわれず、友人の様な付き合いだった。

アリーナ帰国一週間後、カリカドールへやってきた大神官候補。
この時代の候補の中では最後に選ばれた少女。
フォズ達とは違って平凡な家庭に生まれた為、信仰心は薄い。
何よりも性格が神官と呼べるものではない。
本人も自分が大神官候補だなんて有り得ない、と思っている。
それでも何故、カリカドールに来ることを拒まなかったのかは単純な理由。
一般人では永遠に入る事が出来ないカリカドール内を
一目見ておきたい、そんな観光目的からだった。
気が済んだら辞退してさっさと帰るつもりだったが、
フォズとチコと出会い、その不器用な二人を放っておけなくなり
そのまま長々とカリカドールに住み続けることとなった。

２００３年の修行では、サバロバーグへと旅立った。

フォズ編では、サントハイム邸にてアルスとフォズを待ち伏せしながら
騎士修道会の指揮をとる。
しかし、アルスからのメッセージを受け取ったアリーナにボコされた後クリフトに縛られる。

アピスト編では、チコの姿を見て混乱するアントリアルを
宥める。それだけ。

アントリアルの部下。
フォズ編では神官長として同じ地位にいるけど部下。

フォズ編では、アルスの家でアルスを待ち伏せするも、
ターニアのフライパンスラッシュの一撃で舞台を降りる。

アピスト編では、アントリアル、クラッグと共に
アピストへとやってくるが、セリフは無い。