世界 最後の勇者の伝説から1万年後のミッドガルド
3つの勇者の伝説は神話として語り継がれている。
カリクティス 精霊神ルビスを信仰する宗教、全世界が共通して これを信仰している。
その為、この世界の中心はダーマであり、
権力の最も高い者はダーマ大神官となる。
聖ランデール学園 物語の舞台となるカリクティス系の学園。
ランデールと言う名は旧神歴にある都から付けられた物。
付属小学校、中学校も隣接している。
神殿都市ダーマ

カリクティスの聖地。世界で最も神に近い場所。
古の神殿と近代都市が混じり合った”神殿都市”
世界で最も文明の進んだ都市でもある。
面積は東京の約5倍。
都市内には「ネリル」と言う全自動運転交通システムが
水路のように網の目状に張り巡らせている。
その事から旧神歴の
イデーンに潤いを与えていたネリル河からその名が付けらた。
都市は24区に分けられ、それぞれの区を神官長が治めている。

地下には巨大な空間が広がっており、その広さは
上部都市をも上回る。
補強工事はされているものの、崩落個所も少なくなく、
未だに現代人の手が入っていない場所も多い。
新神歴の失われた技術なども眠っているかもしれない。

カリカドール ダーマ24区の一つでダーマ神殿の中枢。
高さ400メートルを超える大聖堂がある。
大神官候補達もこの場所で暮らしている。
10年前、アリーナが家族と共に訪れたのも このカリカドール。
ダーマ騎士修道会 銃などの武装をし、逮捕権を持ったダーマ直属の神官。
全世界で活動が可能。
アピスト

秘力(魔法力)を備えた者達が組織する対魔物戦闘部隊。
戦闘班の殆どが中、高校生。

秘力を持って生まれる人間は百人に一人ほどの割合だが、
その殆どが覚醒期間に目覚めることなく成長してしまう。

二十歳前後までにチカラに覚醒しなければ、
もう二度とチカラは目覚めることはない。
一度目覚めれば、よほど無茶をしない限り一生使う事が出来る。
アピストは1996年に急遽組織されたため、
秘力を持った成人を少数しか集められなかった。
その為、可能性のある若者を集め、秘力に目覚めさせ投入した。
2003年現在、アピスト戦闘班の殆どが中高生なのはその為である。

ちなみに黒金剛石の過を受けて秘力に目覚める場合は
年齢は関係ない。(←ややこしくなるのでストーリー上での説明は無しで)

1996年の七曜節で下法を用いようとしたダーマと対立。

旧神歴 ルビス伝説・人の想像も及ばない太古の歴史、異界の精霊と神々の神話。
新神歴・第1世代 3本編。
”第一世代”とは、本来、その時代を生きた人々を指しているが、
歴史そのものも”世代”と呼ぶようになりました。
新神歴・第2世代 1本編
新神歴・第3世代 2本編・・・コナンが2003年現在にも居るけど
七曜

天に輝く七つの星・北斗七星。
流れ星に願いをかけるのと同様に、
この世界では、北斗七星に願いをかける風習がある。

北斗七星が七つのオーブと言うワケではない。
たまたま7つの星があった為、オーブに見立てただけ。

七曜節 イデーンより、この地に降りたオーブが地上で輝く日々。
6つのオーブと、光のラーミアと共に
魔物の元凶である7つ目のオーブ、砕かれた黒金剛石も
活動を再開するため、世界に再び魔物があふれ出す。
星の器

6つのオーブを納める聖杯。
聖杯とは名ばかりに、それは人間の肉体。
6つのオーブをその身に宿し、ラーミアに導かれ
黒金剛石の光を封じることが出来る。

しかし、星の器が活動出来る期間は七曜節の数ヶ月の間だけ。
七曜節が過ぎ去っても魔物は増え続ける。
そうなってしまったら、新たな魔王を勇者が叩くしか
世界を救う手だては無くなってしまう。

勇者が魔王を倒した場合、次の七曜節まで100〜200年程。
星の器を使った場合は数千年。
大神官候補がメガザルを使った場合は5〜7年

秘術

新神歴の秘術です。
チコが使う「新神暦第一世代限定秘術、閃熱系上位三式」とは
ベギラゴンの事。
”新神暦第一世代”つまりDQ3。
そして”限定”とはDQ1〜3までで3にしか無かった魔法。
”閃熱系”はギラ系。
三式とは、ギラ・ベギラマに続く3つ目のベギラゴンを指します。

レミーラの場合は「新神歴第二世代限定秘術、聖光系」と言った感じ。

ちなみに細かく分けると本作では「秘術」と「魔法」には微妙な違いがあります。
「秘術」は「カタチある魔法」・・・つまり、メラ、ホイミなど、
すでに存在が広く知られ多くの者が使える特定の術です。
一方「魔法」は「得体の知れない秘術」になります。
例えば、ターニアが幼い時に無意識に使った主人公に掛けた二つの術。
特定の名前も付いていない術で、誰もが操れる物では無い。
それを仮に「魔法」と呼びます。
・・・まぁ、本編中ではあまり触ることもありませんでしたが(笑)

魔物

砕かれた黒金剛石の影。
七曜節が始まったばかりで魔王が覚醒していないこの世界では
一部で極少数しか発生していない。
状態も不安定で、長時間肉体を維持することが出来ない。
その為、”死”などの激しい状態変化を起こすと分子崩壊する。

魔物がすぐに大量発生出来ない理由には、
世界の人間達の多くが魔物の存在を知らない、
あるいは信じていない為でもある。
魔物などの非科学的な物を否定、存在を信じていない多くの人間の心が集まりチカラと変わり、
見えない結界の様な物を成形した。それが魔物達を押さえ込むチカラの一因となっている。
その為、少数発生している魔物は、人気の無い所にのみ現れる。

しかし”魔王”が覚醒すれば、そんな事はお構いなしに大発生。
肉体も安定して、死んだら死体も残る。

魔王

砕かれた黒金剛石の血は、この世界に元々いた生命をも侵していった。
魔王とは、その黒金剛石の過を強く受けた、この世界の生命を宿主として覚醒する。

魔王として覚醒する者は人間とは限らない。
動物であるかもしれない、虫かもしれない、あるいは植物かもしれない。
通常の魔物は砕かれた黒金剛石の影、
元々不安定な存在なので魔王にはなり得ない。

禍籠

『かご』と読む。
勇璃が特別な戦闘の場合にのみ用いる切り札。神塚の秘術。
”旅の扉”の概念から、空間に点の様な歪みを与え
風船状に新たな空間を作り出し、対象者を閉じ込める。
無から新世界を作り出す神業的な とんでもない術で
人の身である勇璃には空間の広さには制限がある。
しかし半無限ループ的な空間であり、通常、術者以外の脱出は不可能。
そして存在できる生命体分子にも限りがある。
精々、術者とその対象者の二人のみ。
対象者の能力を大幅に下げる事も可能。

禍籠を展開する事に特に大きな準備は必要としない。
しかし、神の領域に近いこの術は人の身では一生に数度しか使えない。

別空間といえども、術者の存在する座標は通常世界と同じ。

■9月5日にアルスは何故禍籠に迷い込んだのか■
アルスは この世界の生まれではない人間。
しかもオーブを身に秘めている異質な存在。
本来アルスはこの世界に存在する事の方が不自然な為
世界からは異物とされ、自分の身体も異界を求める。
その為、禍籠が存在する座標に足を踏み入れてしまった時、
アルスは通常世界に存在するよりも、少しでも異界に近い
禍籠の方へと押し出されてしまう。
(分かりやすく例えれば、空気の入ったビンを水中で開けた時に
立ち上る空気の泡の様な物)
そして、不完全で不安定な世界である禍籠は
生命体の容量を支えきれず崩壊。
チコは自力で脱出する事になる。

最終決戦時は、勇璃がアルスの存在を認識し意識していた為
その様な事は起こらなかった。

勇者 魔王として覚醒した者を倒す存在。
今回の勇者はティムアル。
アレフガルド 異界の一つ。地下にあるわけではありません。
この世界とは違い、文明レベルは未だ新神歴第三世代当時のまま。
特定の条件で行き来が可能。2勇者が破壊神を倒した後、
世界移動をした何者かが新神歴をこの世界に伝えた。
チコは1996年から約7年間アレフガルドに渡っていた。

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